こんにちは、コタです。
久しぶりに(5~6年ぶり?)にバイクに乗り出したので、ツーリングキャンプのパッキングについて、書いてみたいと思います。
バイクでキャンプ場

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現状

実は先日、バイク直して早速に、その体験から、バイクに俗に言う「ホムセン箱」を搭載しようと箱の作成を開始しました。前回のキャンプのパッキングはこんな感じ。


サイドバックとダッフルバックで荷物を積みましたが、あまり積載量の余裕はなく、しかも、荷物が落ちるなんてことはなかったですが、ワインディングを走ると、ダッフルバックが左右にずれて、運転しにくいという何とも困ったパッキングでした。
一緒に行った友人が、今回からホムセン箱を導入したのを見て、便利そうなので自分もやってみようと思い、作成してみました。

箱の選定

コタのバイクはカワサキのZZ-R250。タンディムシートがあるため、積載は割と簡単なはずです。でも、グラブループがあるため、積載できる箱のサイズは横幅をバイクのハンドル幅程度と考えると45㎝×60㎝というところです。そのサイズを測りながら、近所のホームセンター3店舗をぐるぐるしながら、どんな箱を載せたら、効率よくキャンプ道具を載せられるか、こういうことは大好きなもちさんと相談しながら探します。
良く皆さんが使っているアイリスオーヤマのRVボックスは逆台形で箱の下側がすぼまっているので、見た目より容量が少ないので却下。コーナンのかっこいいボックスは友人が同じのを使っているということと、コタが使おうとしているテントが収納できないので却下。さんざん悩んでいるともちさんが

moch

この薄い箱を上にのせて、2個載せしたらいいじゃん

とのささやきが悩むコタにヒット。こんな箱2つを選びました。

この下にある黒いホムセン箱、少し柔らかいプラスチックを使っているとのことですが、確かに柔らかめ。これはメリットと考えました。なぜなら、硬いプラスチックだと負荷がかかった時にバキッと割れて、砕けてしまう可能性もありますが、柔らかいプラスチックなら、穴が変形したりすることはあっても、砕けてしまうことはないだろうとの考えです。
ツーリング先で箱が砕けてしまうと、そこから荷物を運ぶ手段がなくなります。そんなリスクを減らせるならと、こちらを選びました。
でも。この箱、別々のホームセンターで買いましたが、重ねた時の組み合わせはばっちりで、ほとんどガタツキもありません。それもそのはず、商品ラベルを見ると同じメーカー(アステージ㈱)製でした(汗)

箱の改造

ホムセン箱を積む際に、ホムセン箱の蓋にベルトが掛かると、ツーリング途中で箱の中身を取りたい、箱に何か入れたいという時にめんどくさいなと思い、箱の蓋は開けられるようにホムセン箱の底にベルトループを作成することにしました。

早速、箱の足部分に穴をあけます。ドリルでぐりぐりします。


一発ではうまく開けられず、楕円の穴をあけて、U字金具が通るピッチの穴をあけます。次に、U字金具を通して、反対側には当て板になる金属プレートを通して固定します。


これを4か所、同じ手順で進めます。


デキしました!ちなみに、ここまで30分程度でできました。

仮積載

早速、バイクにのせてみます。

固定はタイダウンベルト使います。ラチェット付きで、しっかりと締め付けられるタイプのものが家に余っていたので、「白」というのは気になりましたが、そんなに予算も取れないので、これで締めて搭載します。黒の箱の上にのせるクリアの箱は、黒い箱にネットで固定します。

箱を載せて自分でバイクにまたがってみると、背中とのクリアランスも大丈夫そうです。固定具合を確かめるため、搭載した箱を左右に振ってみるとガッチリと固定されて全く動きません。が、ある程度力を入れて前後に動かすと、前にずれてしまいました。
理由はZZ-R250の構造的なもの…シートが前傾していることと、ベルトを止められる場所が前方に集中しており、写真のように、前側を中心に固定しているためです。これでは、急制動をした際に、体がボックスに押される可能性があります。
もう一つ、問題点が出てきました。それは、箱を地面に置いたとき、今回取り付けたU字金具が地面に対して足になるため、重さが金具の根元のプラ部分に直接かかるため、使っているうちに穴が拡張されてしまう可能性があるということです。

補正

まずは、金具の接続部分の補強から始めます。上部にもつけた金属プレートを下側にもつけて補強します。

これである程度、重量が分散されますので、おそらく簡単には箱の穴は拡大しないと思います。

次に、箱が前にずれてくることへの対応です。
箱を後ろへ引っ張るベルトを付ければ、解決するはず。しかも、そのベルトを付ければ、箱の後ろ側にも荷物を縛り付けることができるということで、箱の側面にもU字金具を追加します。ちなみに、コタのバイクには、カウルを止める一番後ろのねじがアンカータイプに交換してあります。このアンカーと箱をベルトでつなげるようにします。アンカーはこんな感じ。

早速、箱の側面にU字金具を4つ追加します。側面は、凹凸も何もないため、取付位置に悩みはしましたが、あっという間に穴あけ、取付は完了です。


底面のU字金具同様に金属プレートでサンドイッチします。この部分は雨の日の走行などで、箱の中に水がしみてくる可能性があるので、ゴムワッシャーも間に入れました。
これで問題はほぼ解決しました。
ついでに、家に余っていた反射板を両面テープで固定し、後方からの視認性を確保します。
とはいえ、後ろに荷物を縛り付けたら見えないんですがね。
さらに、ツーリングの途中休憩の際にドリンクを置くところがないので、サイドにドリンクホルダーを増設します。

moch

うむ、満足です。

実際に積んでみる

作ったら、とりあえず積んでみたくなるのが人の性です。早速、前回のキャンプに行った装備を積んでみます。まずは、100均のすべり止めシートを畳んで載せた上に箱を載せます。

次に、基本になる白のタイダウンベルトで車体に固定します。ベルトは荷掛けフックとダンディムステップを使って固定します。

次に、背面のU字金具にもタイダウンベルトを通していきます。
ここに、テントを入れた防水袋と椅子を載せます。
これで全部搭載完了です。

おまけで、ドリンクホルダーにコーヒーも載せてみましたが、しっかり固定されてばっちりでした。もちろん、後ろへベルトで引っ張っているので、前へのずれも起きなくなりました。
これで、次回のキャンプが楽しみです!

箱の中身公開

今回の箱および縛り付けた荷物の中身は以下の通りです。
まずはメインの黒いホムセン箱及び防水袋の中身です。こちらには大物を中心に入れます。なお、キャンプ場について最初に出したいテントと温泉などに寄った際にすぐに出したい着替えは簡単に外せる防水袋に入れる想定です。

防水袋

・1~2人用テント(左上グリーンの袋・WILD-1)
※実際のツーリングでは、ここに着替えとタオルが一緒に入ります。
・椅子(FILDOOR)

黒いホムセン箱

・エアーマット(カモフラ・メーカー不明)
・寝袋(パープル・イスカ)
・アルミロールテーブルコンパクト(黒・キャプテンスタック)
・ウインドブレーカー(グリーン・マムート)
・バーナー&燃料ボトル(ウイスパーライトインターナショナル)
・LEDランタン(BAREBONES ビーコンライト LED)
・フライパン(遠藤商事・22㎝)
・保冷バック(ピンク・メーカー不明)
・扇風機(メーカー不明)
・バーナーパットS(ユニフレーム)
・コッフェル(プリムス)
・シェラカップ×2

これだけ入れて、黒のホムセン箱は大体7割程度の使用状況です。
ツーリング中にお土産を買っても入れていける想定です。

クリアのホムセン箱

次に、上部のクリアのホムセン箱です。

上段左から
・調理用トング
・シースナイフ(BUCK・ナイトホーク)
・ツールナイフ(ヴィクトリノックス・スパルタンPD)
・スポーク
・ヘッドライト(ジェントス)
・LEDランタン小(メーカー不明)
・コーヒーと調味料
・細引き
・たわし
・メタルマッチと火吹き棒
・トイレットペーパー
・皮手袋
・虫よけとアルコールスプレー

蓋に乗っているのは、気分次第でもっていこうかと思っている着火剤とバーナー。あると便利ですが、少しでも荷物を減らしたいなら置いていきます。あと、箱がクリアなので、上部から中身が丸見えになりますので、ランチョンマットを挟み込んで中を見えなくしています。

まとめ

以上が今回コタの作成したホムセン箱ですがいかがでしょうか?一旦、箱は完成ですが、これからキャンプツーリングに行きながら、使いやすい箱を目指して改良を重ねていく予定です。まだ、箱上部には、ネットで荷物を積めますので、キャンプ場での薪なども詰めそうです。
ホムセン箱は本体価格が比較的低価格(今回は二つ合わせて3000円程度)で済むうえ、作成に使用した金具などは本体の箱を変えても引き続き使えるものが多いので、コストメリットは高いと思います。また、タイダウンベルトなどでしっかり固定できるので、走行中に荷崩れなどの不安から解消されることもメリットだと思います。次回のツーリングから導入し、使用感をまたアップできればと思います。

ではでは、長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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