こんにちわ。もちです。
最近海外のYoutube動画などで人気の『リバーテーブル』ってご存知ですか?
木と木の間をエポキシ樹脂(レジン)で埋めて、ナチュラルとケミカルを組み合わせているアレです。
『リバーテーブル』という呼び方も統一されていないようで、『ウッドレジン』とか『エポキシテーブル』とか『レジンテーブル』とかいろんな呼び方をされているようです。
Youtubeなどを見ていたら
つ、つくってみたーーーい!!
となったのですが、販売している家具ブランドはいくつかあれど、DIYのやり方を詳しく書いているサイトはまだまだ少なく、いろいろ調べていたら実際につくるまでに結構時間がかかってしまったので、覚書も兼ねてもちが調べたことも簡単にまとめていきます。作ってみたい〜という方の参考になれば幸いです。
下調べと材料の準備【その1】(この記事)
木型製作とエポキシ樹脂注入【その2】
離型とエポキシ樹脂の研磨【その3】
テーブル脚製作と仕上げ【その4】
※注意※ 2液性エポキシ樹脂の硬化剤は有毒性が高いものもあります。取扱には十分注意し、実施については自己責任でお願いいたします。
目次
下調べ
レイアウトを決める
秩父の羊山公園に芝桜を見に行ったところ、木工民芸品の出店でいい感じの木を1,000円でみつけたので即決。
カットする場所とレイアウトを考えます。なんとなく四角はレジンでは強度が不安だったので、角に木が収まるようなレイアウトにすることにしました。
エポキシ樹脂(レジン)に色をつけたい場合は、この時いっしょにイメージをしておくと良いです。はじめてなので、『リバーテーブル』の名前通り川をイメージしたブルーにすることにしました。
エポキシ樹脂とレジンの違いを理解する
プラスチックの一種で耐水性・耐薬品性および電気絶縁性にすぐれているため、接着剤・塗料・積層剤などに利用されています。「エポキシ樹脂」というと難しい感じがしますが、ジェルネイルやハンドメイドアクセサリーに使われている「レジン」は樹脂の英訳ですので同じものと考えると、ちょっと身近に感じますよね!
エポキシ樹脂
主剤と硬化剤の2液混合性で混合によって硬化がはじまる |
硬まるまでに時間がかかる(商品によって1〜2日) |
硬化に時間がかかるため硬化熱がでにくい |
混合比率が決まっており、キチンと計量しないと硬化しない |
気泡を含みやすいものが多い |
水のように粘度がひくい(型がないと形にならない) |
商品名例:クリスタルレジン(日新レジン) |
UVレジン
1液性で特定の光波長(UV=紫外線、LED)を当てると硬化がはじまる |
硬化が早い(塗膜の厚さによって異なるが1〜2分) |
硬化熱がでやすい |
1液性なので混合の手間がない(計量ミスによる硬化不良がない) |
気泡が出にくいように改良されたものが多い |
粘度が高いので軽い盛り上げ程度は可能 |
商品名例:スーパーレジンUVクリスタル(アンジュ) |
LEDで硬まるものもUVレジンと呼ばれていることがありますね。
トラブル例から対策を考える
エポキシ樹脂テーブルを作っているYouTubeをみていると、下記のようなトラブルが起きている場合も…
型にエポキシ樹脂がくっついて取れない
エポキシ樹脂の用途に『接着』とあるように、素材によってエポキシ樹脂は超強力な接着剤になります。木型を使う場合にそのままエポキシ樹脂を流し込むと、木が貼りついてしまうこともあるようです。そのため、エポキシ樹脂がくっつかない素材で型をつくるか、型にエポキシ樹脂がくっつかないようにするテープやワックスを使う必要があるようです。
【対策】コストダウンのため、自宅にあった切れっ端のコンパネを型に使おうと思っていたので『離型テープ』(すごくツルツルしているガムテープみたいなもの)を使うことに。
型からエポキシ樹脂が漏れる
エポキシ樹脂は水のようにサラサラしているので、流れ止めのマスキングテープや型の隙間から漏れて大惨事になることもあるそうです。
【対策】使おうと決めた離型テープは水を通さない素材なので、特に漏れやすそうな型の縁に離型テープを多めに貼って回避できないかと考えました。
気泡ができてしまう
【対策】『エポキシ樹脂とレジンの違い』でも書いたように、2液性のエポキシレジンは気泡ができやすいようです。ただ、硬化までに時間がかかるということは反対に操作可能時間が長いということで、その間に熱を加えると気泡除去ができるとか。
磨いても透明にならない
アクリルが曇ってしまったり、カットした時の切断面を透明にしたい!という疑問がYahoo!知恵袋に多数あるように、磨いても透明にならないとお悩みの方が多いようです。曇っているのは、曇って見えてしまうまで傷がある状況であることが多いので、「○○で磨いたら一発でクリアになる」ということは稀です。大きい傷をだんだん小さい傷で上書きしていき、目視レベルでは透明に見えるサイズの傷にする、というのが研磨かなと思っています。
【対策】番手とばしをせずに地道に磨く。研磨用品として、紙やすり(#120、#240、#320、#400、#600、#800)、水研ぎ紙やすり(#1000、#2000)、コンパウンド、仕上げ剤を用意することに。
エポキシ樹脂の使用量がわからない
販売されれいるレジンはKg(またはcc)で表記されているものが多いのですが、型をつくってざっくり計算しようとしたら㎤になりますよね…
㎤って何キローーーー????
冷静に容積をKgに換算します。
①体積を求める:w0.6m×d0.2m×h0.03m=0.0036㎥
(テーブルサイズはd400mmだけど木の部分は不要なので約20cmと想定)
②リットルに換算:0.0036㎥×1000 = 3.6リットル
(1㎥の容積は1リットルの容積=10cm×10cm×10cmの1000倍)
③比重:3.6リットル×1.11=3.996Kg〜3.6リットル×1.4=5.04Kg
(エポキシ樹脂の比重は1.1〜1.4とのこと:参照)
ふぅ…
長い道のりでしたが、4キロから5キロ買えばよいということですね。
ですが、研磨の段階で実感しますが、フラットに仕上げる場合、少し盛り上がるくらいに充填し削るため、算出した容量よりも少し多めに購入するのがオススメです。
今回は値段・気泡抜け・硬化熱などを検討して、FRP-ZONEさんの超クリアUV特性エポキシウッドレジン6.1Kgセットを購入することにしました。FRP-ZONEさんのサイトでは樹脂の特徴をまとめてくださっているページもあり大変参考になりました!
超クリアUV特性エポキシウッドレジンの完全硬化時間の目安は気温23度で48時間とのこと(注型の場合/操作可能時間12時間)。気温が高いと時間は早くなるが、その分硬化熱が出やすくなると注意書きがありました。(薄くコーティングする場合はもっと時間がかかるそうです)
材料を揃える
材料
・いい感じの木
・超クリアUV特性エポキシウッドレジン6.1Kgセット
・スケルトン用樹脂着色剤 ブルー
・木型用の木材
・離型テープ
・研磨用品(紙やすり、水研ぎ紙やすり、コンパウンド)
道具
・デジタルスケール(0.1gまで測れるもの/本当は0.01gまで測れるものが良い)
・塗装用使い捨て容器
・Fクランプ
・水平器
・電動ドリル
・★木工加工工具(私はジグソーを使いました/なければノコギリでも)
・★ランダムサンダー
・★ポリッシャー
★はこういうのがあれば1つで済みますね
もろもろ準備が整ったところで、実製作にすすみます〜
長くなってしまったので、その2へつづきます。
下調べと材料の準備【その1】(この記事)
木型製作とエポキシ樹脂注入【その2】
離型とエポキシ樹脂の研磨【その3】
テーブル脚製作と仕上げ【その4】